川越市の土地価格と相場は？価格推移も予想！注文住宅におすすめのエリアも紹介

埼玉県の中央より南寄りに位置する川越市は、人口約350,000人が暮らす中核都市です。市内中心部にはJR川越線・東武東上線・西武新宿線が通い、都心からのアクセスも良好。ベットタウンとしての機能も果たしています。
歴史の深い都市でもあり、江戸時代には城下町として栄え「小江戸」と呼ばれて親しまれました。現在も、蔵造りの街並みをはじめ、多くの人が訪れる観光地としても有名です。
一方で、ショッピングやグルメが楽しめるスポットも多く、川越駅周辺には「ウニクス川越」や「U_PLACE」など買い物に最適な店が並びます。新旧のさまざまな店舗が連なる「クレアモール商店街」も魅力です。川越市は歴史的情緒の溢れる都市でありながら、都会的な雰囲気もあるエリアといえるでしょう。

都心のベットタウンとして多くの人々が暮らす川越市の土地価格について、相場を見ていきましょう。

川越市の主なエリアの土地価格について、坪単価と前年比を2022年のデータより一部抜粋してご紹介します。川越市の土地価格は、川越駅周辺のエリアの相場が高い傾向にあります。JR川越線・東武東上線の川越駅に近い脇田本町の公示地価は、坪単価100万円前後が相場です。同様に、富士見町・新宿町も川越駅の1km圏内にあるため、坪単価60～80万円台で推移しています。
一方、西武新宿線の南大塚駅、JR川越線の的場駅・笠幡駅周辺の場合は、川越駅よりも低い相場です。駅周辺で土地を探したい方は、川越駅以外の駅を検討すると坪単価20～50万円台で土地を購入できる可能性が高まります。

2022年の川越市の公示地価坪単価平均は、543,145円です。前年と比較すると0.47％の上昇となっています。過去40年間のデータを見ると、公示地価の最高値は1992年の611,786円でした。一方で最安値は2013年の154,314円で、大きく差があります。
2021年には前年を若干下回りますが、大きく下がった2013年の翌年2014年以降は、ほぼ前年を上回って推移している傾向です。したがって、今後も大きく下回る可能性は低いと予想されるでしょう。

川越市で主に地価が上昇しているのは、駅周辺です。駅周辺の地価が上昇している理由には、農地が住宅や商業施設へ変化していることが挙げられます。今後、川越市内の郊外でも農地を住宅地へと変える動きが見られるでしょう。

川越市で実際に売買された戸建て住宅と土地の売買事例をご紹介しましょう。
川越駅に近い新宿町では20坪以下で5,000万円を超える高い売買値であることがわかります。一方で、川越市の郊外にあたる笠幡では駅徒歩1分で2,380万円で売買されており、川越市内でもエリアによって差があることがわかります。

一戸建て注文住宅を建てる場合、理想とする家の形状によって土地選びをするのがポイントです。逆に、土地を基準にして、土地に合った住宅を建てるケースもあります。それぞれ、解説していきましょう。

バリアフリーで屋内の移動がしやすい、生活動線が作りやすいなどのメリットがあり、最近注目されている平屋住宅。川越市に平屋住宅の建築を検討している方もいるのではないでしょうか。
平屋住宅を建てる場合、2階建ての住居の2階部分に相当する部屋も1階部分に集約するため、どうしても広い土地が必要となります。したがって、土地のすべてを活用して家を建てたいところですが、住宅の建築には建ぺい率が関わってきます。
建ぺい率は地域によって異なる指標です。例えば、建ぺい率が50％の地域の場合、延べ床面積30坪の住宅を建てたいならば、土地の広さは60坪が必要となる計算です。
以上をふまえたうえで、平屋住宅にはどの程度の土地が必要なのか解説します。国土交通省は豊かな住生活を実現するため、住宅に必要な面積の水準を提唱しています。一般地域で2人以上の世帯の場合「25㎡×世帯人数＋25㎡」が計算式となり、以上の表は計算式により算出しています。

また、川越市内で平屋を建てる場合は、公示地価坪単価平均を基に、60坪程の土地を購入するとなると、土地代だけで3,300万円弱の費用が必要となります。
川越駅付近になると土地代は高くなる傾向になるため、もし土地代を抑えたい場合は、駅から離れた土地を視野にいれると良いかもしれません。

狭小地を表す土地の広さに明確な決まりはありませんが、主に15～20坪程度の土地を指します。狭小地は比較的、都市部で見られるのが特徴です。
土地が狭いと土地の活用が難しく、土地価格は低めに売りに出されているケースもあります。「家は狭くなっても駅や繁華街に近いエリアに住みたい」という方にはおすすめの土地になるでしょう。
しかし、家が狭くなること以外にも注意点があります。狭小地は同時に、土地が不整形である場合も多いです。自分の理想とする家のデザインが実現できない可能性もあるのです。
狭小地を建てる場合は、地下室に収納スペースを設ける、天窓や吹き抜けを設けて採光や解放感を取り入れるなどをすれば、工夫次第で有効に活用できるでしょう。

川越市に注文住宅を建てる場合の、おすすめのエリアをいくつかご紹介していきましょう。

旭町は、JR川越線・東武東上線の川越駅まで徒歩約15分程度と利便性が良いエリアです。新宿町のショッピングモール「ウニクス川越」にも近く、また「いなげや川越旭町店」や「ジェーソン川越旭町店」など、親しみやすいスーパーもあるため買い物に便利です。
駅に近い土地をお探しの方にはおすすめのエリアでしょう。

川越市内の郊外に一戸建て住宅を建てるなら、的場エリアも魅力的です。最寄り駅にJR的場駅があるため、都市部へのアクセスも良いでしょう。また「ダイレックス 川越的場店」や「ベルク的場店」などスーパーも充実しています。とくに家族で一戸建て住宅を検討している方におすすめのエリアです。

的場駅よりさらに一駅進んだ笠幡も閑静で住みやすいエリアです。「オザム バリュー笠幡店」や「クスリのアオキ 笠幡店」などスーパーやドラッグストアもあります。近隣には「鶴ヶ島市運動公園」もあり、子育て世代にはのびのびと子育てができる環境です。
車があれば駅から多少遠くても、比較的生活しやすいエリアではないでしょうか。

川越市は川越駅周辺は土地単価が高めの傾向にありますが、商店街やショッピングモールも多く、利便性に優れたエリアです。
的場や笠幡などは駅から1km圏内で坪単価20～40万円台と、比較的低い傾向です。郊外のエリアでも駅に近い場所はスーパーや飲食店も多く見られ、利便性も高いでしょう。
一方で、車を所有している方は、駅から多少離れたエリアでも静かに生活ができ、のびのびとした子育てもできるためおすすめです。
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