猫と暮らす家づくりのために知っておきたいこと
猫と暮らす家づくりを行う前に、知っておいたほうがいいことがあります。それは一緒に暮らす猫ちゃんの好きなことや苦手なことなどの習性についてです。既に一緒に住まわれている方や飼われている方は、その子の"習性"を把握されているかと思いますが、それをどう家づくりに活かすのか、そしてこれから猫ちゃんを新しくお迎えされる方はその習性と性格を把握した上で快適な家づくりを考える必要があります。
猫ちゃんの習性
単独で生活する
犬は群れで行動し、群れのリーダーに従う形で生活をしますが、猫ちゃんは単独で生活をします。リーダー的な存在は必要なく、基本的には自分の判断で動きます。多頭飼いの場合は先住猫ちゃんの性格と関係する事もあると思います。
夜行性
猫ちゃんは夜行性の動物で、特に夕方から明け方に活発になる傾向にあります。そのため、飼い主が寝ようとする時間に大騒ぎしてしまうことも珍しくありません。気のすむようにさせておくのが理想ではありますが、夜だと音などが気になってしまいます。そういう場合は寝る前にたくさん遊んであげると、満足しで眠りにつきやすくなります。
縄張りを作る
単独で行動する猫ちゃんにとって、天敵から身を守れるような縄張りは必要不可欠です。室内飼いの猫ちゃんの場合は家の中を自分の縄張りとするので、他の猫や動物が侵入してくると威嚇することがあります。なので、先住猫ちゃんが主張をする事が多くあります。
爪を研ぐ
猫ちゃんが爪を研ぐ理由は3つあります。
1つめは鋭い爪を維持するためです。バリバリと爪を研ぐと、表面にある古い爪のさやが剥がれるので、鋭い爪を維持することができるのです。要はメンテナンスです。
2つめはマーキングです。猫の肉球には臭腺というものがあります。臭腺からは強いにおいが発せられており、自分のニオイをこすりつけることでここが自分の縄張りだとアピールしているのです。
3つめは気分転換です。ストレスが溜まってるとき、気分を切り替えたいときに爪を研ぐことで気持ちを落ち着かせているのです。
1つめは鋭い爪を維持するためです。バリバリと爪を研ぐと、表面にある古い爪のさやが剥がれるので、鋭い爪を維持することができるのです。要はメンテナンスです。
2つめはマーキングです。猫の肉球には臭腺というものがあります。臭腺からは強いにおいが発せられており、自分のニオイをこすりつけることでここが自分の縄張りだとアピールしているのです。
3つめは気分転換です。ストレスが溜まってるとき、気分を切り替えたいときに爪を研ぐことで気持ちを落ち着かせているのです。
高いところと狭いところが好き
猫ちゃんは野生の頃のなごりで高いところと狭いところを好む習性があります。
高いところは外敵に見つかりにくく、見晴らしが良いのでいち早く危険を察知できるというメリットがあります。他にも、高いところに登ることで優位性を表現すると言われています。
ついつい狭い場所に入ってしまうのは、獲物が隠れているのではないか?という狩猟本能がかき立てられるからだと言われています。また、猫ちゃんの祖先は外敵から身を守るために砂漠の中の狭い岩場や穴ぐらで生活をしていたので、現代の猫ちゃんも本能的に狭いところに入ってしまうようです。
高いところは外敵に見つかりにくく、見晴らしが良いのでいち早く危険を察知できるというメリットがあります。他にも、高いところに登ることで優位性を表現すると言われています。
ついつい狭い場所に入ってしまうのは、獲物が隠れているのではないか?という狩猟本能がかき立てられるからだと言われています。また、猫ちゃんの祖先は外敵から身を守るために砂漠の中の狭い岩場や穴ぐらで生活をしていたので、現代の猫ちゃんも本能的に狭いところに入ってしまうようです。
寝ている時間が長い
猫ちゃんは1日の大半を寝て過ごすと言われるほど、よく寝ます。成猫の場合は1日15時間ほど、子猫や老猫となると1日20時間ほど眠っていると言われます。ただぐっすり眠っているというわけではなく、割合的には浅い眠りのほうが多いので、ちょっとした物音でも目を覚まします。
猫ちゃんの性格について
猫ちゃんの性格にはもちろん個体差がありますが、一般的によく言われるものとしては「プライドが高い」「甘えん坊」「知性が高い」「ツンデレ」「マイペース」などです。こうした性格が形成される要因はいくつかあるそうです。
要因:社会化訓練
猫ちゃんは生後2か月頃に「社会化期」を迎えます。社会化期というのは、もっと様々なものや刺激に慣れやすい時期のことです。この時期に多くの人や他の猫、他の動物と関わることで社交的な性格になるかどうかが大きく変わってきます。
要因:環境
飼育されている環境も、猫ちゃんの性格に大きく影響します。一人暮らしや共働きで猫ちゃんを飼っているので、留守番させる時間が長い場合、飼い主を求めて甘えん坊になることがあります。逆に家族が多く、いつも誰かしら猫ちゃんの近くにいる場合は落ち着いた、おっとりした性格になることがあります。
要因:血筋
父猫、母猫の性格や被毛の種類によって性格が異なります。
要因:性別
性別で性格に違いが出る理由は、主に性ホルモン影響です。そのため、オスは活発、積極的といった性格になりやすく、メスは気分屋でやや気難しい性格の子が多いようです。
猫ちゃんと快適に暮らせるために衛生面への配慮が必須
代表的な習慣や性格について、お伝えさせて頂きましたが、いざ家づくりを行うことになった場合、どんな工夫ができるのか、愛猫のために考えていきましょう。
抜け毛やフケ、外から持ち込んだダニ・ノミなどによって、飼い主やペット自身の健康に被害をもたらす恐れがあります。
人用トイレと猫ちゃんトイレを近くに(掃除をしてすぐにトイレに流せるように)
猫ちゃんは、不潔なことが苦手なです。猫ちゃんは1日の中で多くの時間にグルーミングをしていますが、自分についた嫌な臭いを消したり自分以外の臭いがしないように行なっています。他にも病気の予防のためや、自分が快適に過ごすためにも綺麗にしておくことはとても大切なのです。そのため、臭い対策としても人のトイレと猫ちゃんのトイレが近くにある事が望ましいです。猫ちゃんの砂などトイレ用に収納箇所が必要ですし、人間もトイレットペーパーを保管して猫ちゃんが触れられない様にしておく必要性があります。帰宅したらトイレットペーパーをボロッボロにしてドヤ顔でお出迎えって事は避けましょう。
そして、厚生労働省の公表している「愛玩動物の衛生管理の徹底に関するガイドライン 」の中では、ペット原因となる感染経路には糞口感染・吸入感染・ベクターを介した感染(引用:厚生労働省)の3つがあるとされています。
そして、厚生労働省の公表している「愛玩動物の衛生管理の徹底に関するガイドライン 」の中では、ペット原因となる感染経路には糞口感染・吸入感染・ベクターを介した感染(引用:厚生労働省)の3つがあるとされています。
これらの感染リスクを踏まえると、飼い主とペットの生活空間をある程度分けて、こまめに掃除しやすい環境を整えることが重要となるため、人用トイレの近くに猫ちゃんトイレを設ける事が望ましいです。
猫ちゃんの入れる場所・入れない場所を明確にする
玄関までひと続きになっているようなお家だと、猫ちゃんが不意に外に飛び出してしまったり、キッチンには触れたら危険なものが色々あったり、お風呂の中に誤って落ちてしまったり、誤飲してしまったりと、人にとっては平気でも猫ちゃんにとっては家の中には色々な危険があります。また危険ではありませんが、収納に扉を設けるなどの必要もあります。
危険なところには入れないようにする
猫ちゃんを危険から守るためにも、玄関やキッチンにはペットフェンスをつけたり、入れないように設計で工夫したり、浴室のドアは必ず閉めたり、バルコニーには落下防止をしたり、と危険なところには入れないような工夫をしましょう。また、家電コードが見えない電気計画として、延長コードなど使わずに済むように、適材適所にコンセントを設けることが最善策です。
猫ちゃんがストレスを抱えずに家中を行き来できるように
猫ちゃんも家で自由に動いたり、遊べたりするスペースがなければストレスが溜まってしまいます。ストレスを感じさせないため、運動不足対策のためにも間取りの回遊性を意識して走り回れるようにしてあげる事が求められます。キャットタワーやキャットウォークを作ってあげたりと、自由に動いて遊び回れるような空間を作ってあげると、運動不足も解消され、ペットたちも暮らしを楽しめるかと思います。
猫ちゃんには高性能な窓を
好奇心と警戒心のある猫ちゃんにとって高い場所や窓付近は重要な場所になります。
YKKさんの窓のCMでもお馴染みかと思いますが、猫ちゃんの習性を狙って、窓が「いつもの場所」というCMは正にその通りです。
YKKさんの窓のCMでもお馴染みかと思いますが、猫ちゃんの習性を狙って、窓が「いつもの場所」というCMは正にその通りです。
掃除が楽になる素材選びや設計
猫ちゃんと暮らしていると、抜け毛の対策や散歩後の足の汚れ、トイレの失敗等の掃除が日々必要になるかと思います。このような毎日のお掃除を楽にするために、汚れを家の中に持ち込まないような工夫と、家の中での掃除が楽になるような工夫が必要です。臭いや汚れがつきにくい床材や壁紙などの素材を選んだり、家の作りをなるべくフラットな作りにしたり、といった工夫をすることがお勧めです。猫ちゃんにとってだけでなく、人間にとっても快適に暮らすために重要な工夫です。
換気や空調管理
猫ちゃんのそばにいて、こまめに掃除ができる場合は問題ないかもしれませんが、皆様がそうではないかと思います。猫ちゃんは体高が低く頭や体が床に近いため、換気や湿度の環境がよくないと、ホコリを吸い込んでしまったり、影響を受けてしまいます。また、締め切った空間では猫ちゃんのトイレ臭や猫ちゃん自身の匂いがこもってしまうため、人間にとっても良い環境とはいえません。
2003年より、24時間換気システムの導入が義務付けられているため、どの住宅も換気システムが設置されているかと思いますが、どの位置にトイレが設置されているかで逆に部屋に臭いを運んでしまうということにならないように、空気の流れを考えて設置しましょう。
2003年より、24時間換気システムの導入が義務付けられているため、どの住宅も換気システムが設置されているかと思いますが、どの位置にトイレが設置されているかで逆に部屋に臭いを運んでしまうということにならないように、空気の流れを考えて設置しましょう。
猫ちゃんは暑さに弱い
猫はちゃんは人間よりも暑さに弱いため、熱中症には気をつけなくてはいけません。汗をかいたりして体温を逃がす事ができませんので、熱中症になると、呼吸が上がり、ふらつき・ヨダレなどの症状が現れます。さらに進行すると、下痢や嘔吐、痙攣、意識不明になってしまいかねません。室内は一年中26℃以下で維持しましょう。
夏場はもちろん、暖房をつける冬場にも要注意です。特に短頭種、高齢の子、肥満の子が熱中症にかかりやすいと言われていますので、お留守番させる場合は温度設定を徹底してください。
という事は室温がキープしやすい高気密・高断熱な住宅が良いため、R+houseとは相性が良いです。
夏場はもちろん、暖房をつける冬場にも要注意です。特に短頭種、高齢の子、肥満の子が熱中症にかかりやすいと言われていますので、お留守番させる場合は温度設定を徹底してください。
という事は室温がキープしやすい高気密・高断熱な住宅が良いため、R+houseとは相性が良いです。
埼玉県で猫と暮らす家を作るならR+house所沢・狭山・川越へ
猫ちゃんと暮らす家づくりは、人間だけでなく猫ちゃんにとっても安心安全に暮らせることはもちろんのこと、快適に暮らすためにはどうした方がいいのかを考えて工夫することが大切です。
R+house所沢・狭山・川越店では建築家がライフスタイルや家族構成、悩みなどをそれぞれの家族に合わせてプランニングするので、それぞれの家族にあった、家族全員が快適に過ごせる家づくりを行うことができます。ペットと暮らす家づくりをご検討中の方は是非一度、R+house所沢・狭山・川越店へご相談ください。
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最後までお読み頂きありがとうございました。