TOKOROZAWA さくらタウン 角川武蔵野ミュージアム

TOKOROZAWA さくらタウン 角川武蔵野ミュージアム

アップルホーム R+house所沢・狭山店の福井です。
所沢市内で注目の場所である、さくらタウン 角川武蔵野ミュージアムをご紹介です。

昨年の紅白歌合戦でもロケ地として使用され、まさに話題の場所ですが‥
建築の業界にいる者として、建築家と携わってお仕事している者として
興味はありましたが、コロナであったり、話題の場所という事で、少し時間が経ってからですが訪れました。
まぁリアルに見ると、本棚が高ぁ~いぃぃです。(まぁ写真で解りますかね)

正直、実物見るまであの高さで本落ちないの?
地震起きたら大変どころじゃないよね‥
高所作業車で本を陳列したとか‥
などなど、疑問に思っていた事がありましたが、まぁ何とか大丈夫な構造してんだなぁ~という印象
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この様な造作本棚を、作り込むには結構アートの様な発想必要だと感じましたが
住宅という規模に落とし込むには、どうしたら良いのか?なんて思うのも職業的に携わっているからですが
小物を飾る、飾り棚の発想で本をどう見せるのかを考えて、本棚を検討する必要性があり、住宅では限られたスペースにまとめる収納量を検討するので、発想が異なる事を感じました。
まぁ意匠的な印象では、建築家 隈 研吾さんが手掛けたとあり、木を見せる使い方(仕上げ方)など特徴が出ておりますね。
皆さまも少し視点を変えて見て、ご覧になって見ては如何でしょうか

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外観として、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)の分館として、スコットランド初のデザイン美術館であるV&Aダンディ(V&A Dundee)でも同様に検討されたのかと思いますが、高さ30メートルの巨大な岩をモチーフにした建物。(V&Aダンディは崖と一体となった言われております。)
外壁には、1つおよそ50kg~70kgの花崗岩を約2万枚も使用しており、66枚の三角形を組み合わせた複雑な外観は、見る角度や光の加減によって様々な表情を見せます。
以前、読んだ記事で「建築を地形に近づける」というコンセプトだったかと思いますが
いままでは自然と建築は対立するものだったけど、建築はもっと自然、あるいは地形に近づくことができるんじゃないかと。地形の上に立っている彫刻、ということではなく、地形そのものが建築になったようなものがつくりたかったのです。

そもそも ところざわサクラタウンとは、KADOKAWAと埼玉県所沢市が、「みどり・文化・産業」が調和する地域づくりを目指し、協働で進めているプロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」によって建設される巨大施設ですが、そこにこんな表現をされたのかと、圧倒されましたね。

そして館内の武蔵野ギャラリー内では、「武蔵野三万年ことはじめ」が展示され
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「武蔵野三万年ことはじめ」では、民俗学視点から柳田国男と角川源義を取り上げ、特に柳田が晩年に唱えた巨人伝説ダイダラボッチの聖地としての<武蔵野>をフィーチャーされておりました。
丁度、建築の中でも武蔵野の大地というのはそもそも不毛な地質であり、昔の人たちは苦労して緑を育ててきた。そういう「地面と土地の格闘」の痕跡を感じる土地なんですね。決して穏やかな土地ではない。という事からですが、私の中で一つ感じたのが、それこそダイダラボッチでした
記憶としては、ダイダラボッチは山を作る、動かすなど地形を動かす者という記憶でした。
まさしく、この角川武蔵野ミュージアムも、そんなダイダラボッチ伝説をモチーフだったりすのかな‥

宮崎駿監督作品『もののけ姫』にも登場したダイダラボッチ
四季織りなす武蔵野台地は、万葉集の歌になり、平将門の乱の戦場になり、近年では国木田独歩と大岡昇平の文学の舞台にもなった場所だ。そこに生まれたのが"ダイダラボッチの巨人伝説"。ダイダラボッチは、山を動かし湧水を生み出す巨人として言い伝えられてきた存在で、武蔵野ではとりわけ壮大な姿をしたダイダラボッチの伝承が残っている。
神様のような存在であるダイダラボッチにまつわる伝説は、宮崎駿監督作品『風の谷のナウシカ』の巨神兵や『もののけ姫』で結実されたともいわれますし、それこそ、エヴァンゲリオンのモチーフは巨神兵といわれてますので、日本の巨人伝説としての大元はダイダラボッチなのかもしれませんね。